目
誰かが見ている、というのは大事なことですね。
フィールドワークという、外に繰り出しての活動が授業でありまして、昨年某県に数日行きました。
その成果を研究なり作品なりにして提出する形でした。
うちの大学では創作の分野もあり、小説を書く人も多いわけです。
件の授業でも、小説作品として成果を出すのも可。ということで。
小説かあ、どうしようかなあ、と迷っていたら友人が
「漫画どうなんだろうね?」みたいに。言いだして。
その子は小説書く子で、自分自身が描くつもりはなかったはずで。
一方、私が漫画の方に興味があるのは知っている子で。
私は興味と同時に恥じらいみたいなものも有り、なかなか動けずにいたのですけど、かる〜く友人が
「漫画でもいいんですか〜?」
って先生に訊いて。訊いちゃって。
おいおいよせよせ、って内心焦ったりしたわけで。
でも小説家でもあらせられる創作担当の先生が、
「えっ?」「誰が描くの?」「絵とくいなの?」
って驚き戸惑いつつも、話と絵両方自分でやるならば、と。
それ相応に漫画形式にする必要性と完成度があるならば、と。
OKサインを出してくださり。
私は心臓ずんどこしてどうしようどうしようと焦って。
だって、絵得意?とか、ねえ。
美術科もうちの大学あるわけで。そんな環境で、文学科の己が、得意、だなんて答えられるはずもなく、苦笑いで濁すしかなくて。
OKサインが一応出たあとも、胃がきりきりしてて。
泣きそうで。
やりたいことはわかってるのに、自信と技術が伴わないから不安でしかたなくってですね。
漫画である必要性と完成度は、求められて然るべきとは覚悟していましたけれど。
文学科の人って小説だけでなく漫画も読んでるわけです。
「完成度?完成度っていかほど?」ともう汗だらだらで。
しかしまあ漫画描く選択肢は片手に握りつつ。
創作となると現地にいっていかにネタを手にするか、ですので。巡り会えなかった場合も考え、研究の方面でもいざとなったらいけるように進めつつ。
いざ現地に行って、予定してた場所や期待してたものでは存外ときめきを得られなかったかわりに、
勢い任せ気分任せの、友人と共に取った行動と時間で思いがけずときめきに出くわしました。
それで何とかまあ遅刻提出ながらも無事?作品を渡しまして。単位も無事頂けまして。
しかし作品に関する一切の評だとか、そういう話はなくて。
ただ、創作という成果を出した生徒の作品をまとめたものを作ろう、という案は出ていて。
漫画描いたのは私とあと一人くらいで、あとは大方小説だし、書式形式が異なるし、まとめ本になるときはできれば辞退願おう全力で…!と決意しておりました。
けれどまあうちの学校は生徒も先生もマイペースなんだな。
まーあ、のんびりで気まぐれで。
件の話も年度変わってからも現実的に動きださなかったので、しめしめ流れよったぜ、と安心してまして。
そんな年度半ば。
論叢、という論文集みたいなものを、毎年刊行しているわけですけれど。なんてったって文学部。
そこに件のフィールドワークのコーナーを設けると。
いくつか研究や作品をのせましょう、と。
有志は連絡されたし、と。
「流れた話がお堅くなって戻ってきたー!」と思って、しかし有志ならば私は傍観派よ、と。
しかし、先生からメールがもう一通個別に届いており。
「非常によく描けていたのでよければ…」とのことで。
それはもう正直とてもうれしくてびっくりでうれしくて。
提出したものに対する反応って一切受けてなかったので、出して半年以上経って初めての反応で。
よかった、ってそれだけでもう、私こそよかった…!って。
で、落ち着いて考えると、論叢って、学科の人皆に配られるわけで。
ていうか漫画とかのるものなの?と。
しかも授業を取った生徒間にとどまるはずの冊子と違って、予期せぬ人にも渡るわけで。
そして私の黒歴史が残るわけで…。
そんなもろもろを考えると胃がきりきりして、返信メールを一旦保存して数日棚上げ。
こんな一瞬浮かれて即答ってどうなの黒歴史残すの?!と不安になり…。
結論からいうとお受けすることにしたのですが。単純…。
(だってやっぱり「よかった」の一言で救われるんだよーっ)
私は勿論、編集委員の先生とかも、文字とは異なる形態の扱いに戸惑っています。
なんとかする、とおっしゃってくださっているようですが。
そりゃあね、論文ばっかりだったのにいきなり漫画の投稿ですもんね。わっかんないよね。
どうなるのか私にも分かりません。
話自体流れたりするんじゃないかな、とも思ってます。
でも「ぜひ、」と声をかけてくださったのが、創作担当の個人的に大好きな先生で、
そんな人に「よかった」とか言われたらもうそれだけでいいかなと思えて。
羞恥心は無くならないけれど、私もできるだけのことをしようと思いました。
最初に先生に漫画形式の不可を訊いてくれた友人と、
現地で一緒にはしゃいでときめいてくれた友人と、
漫画形式での提出に挑戦してくれた唯一の友人と、
許可を下さり目を通して受け取って下さった先生に、
心から感謝してます。
とても小さな出来事だけど、絵や漫画をどうにかしたいともんもんとしている私にとっては、大切にしたい出来事となりました。
何か一つに集中して真摯に向き合う時間と、そうして作ったものにかけられる言葉ほど尊いものはありません。
拙い部分も多いけれど、大切にしたいものになったなあ。
私は本当、人や環境にいつも恵まれて生かされてます。
ラッキーだ。
幸いをちゃんと掬い取れる目を、ずっと持っていたい。
フィールドワークという、外に繰り出しての活動が授業でありまして、昨年某県に数日行きました。
その成果を研究なり作品なりにして提出する形でした。
うちの大学では創作の分野もあり、小説を書く人も多いわけです。
件の授業でも、小説作品として成果を出すのも可。ということで。
小説かあ、どうしようかなあ、と迷っていたら友人が
「漫画どうなんだろうね?」みたいに。言いだして。
その子は小説書く子で、自分自身が描くつもりはなかったはずで。
一方、私が漫画の方に興味があるのは知っている子で。
私は興味と同時に恥じらいみたいなものも有り、なかなか動けずにいたのですけど、かる〜く友人が
「漫画でもいいんですか〜?」
って先生に訊いて。訊いちゃって。
おいおいよせよせ、って内心焦ったりしたわけで。
でも小説家でもあらせられる創作担当の先生が、
「えっ?」「誰が描くの?」「絵とくいなの?」
って驚き戸惑いつつも、話と絵両方自分でやるならば、と。
それ相応に漫画形式にする必要性と完成度があるならば、と。
OKサインを出してくださり。
私は心臓ずんどこしてどうしようどうしようと焦って。
だって、絵得意?とか、ねえ。
美術科もうちの大学あるわけで。そんな環境で、文学科の己が、得意、だなんて答えられるはずもなく、苦笑いで濁すしかなくて。
OKサインが一応出たあとも、胃がきりきりしてて。
泣きそうで。
やりたいことはわかってるのに、自信と技術が伴わないから不安でしかたなくってですね。
漫画である必要性と完成度は、求められて然るべきとは覚悟していましたけれど。
文学科の人って小説だけでなく漫画も読んでるわけです。
「完成度?完成度っていかほど?」ともう汗だらだらで。
しかしまあ漫画描く選択肢は片手に握りつつ。
創作となると現地にいっていかにネタを手にするか、ですので。巡り会えなかった場合も考え、研究の方面でもいざとなったらいけるように進めつつ。
いざ現地に行って、予定してた場所や期待してたものでは存外ときめきを得られなかったかわりに、
勢い任せ気分任せの、友人と共に取った行動と時間で思いがけずときめきに出くわしました。
それで何とかまあ遅刻提出ながらも無事?作品を渡しまして。単位も無事頂けまして。
しかし作品に関する一切の評だとか、そういう話はなくて。
ただ、創作という成果を出した生徒の作品をまとめたものを作ろう、という案は出ていて。
漫画描いたのは私とあと一人くらいで、あとは大方小説だし、書式形式が異なるし、まとめ本になるときはできれば辞退願おう全力で…!と決意しておりました。
けれどまあうちの学校は生徒も先生もマイペースなんだな。
まーあ、のんびりで気まぐれで。
件の話も年度変わってからも現実的に動きださなかったので、しめしめ流れよったぜ、と安心してまして。
そんな年度半ば。
論叢、という論文集みたいなものを、毎年刊行しているわけですけれど。なんてったって文学部。
そこに件のフィールドワークのコーナーを設けると。
いくつか研究や作品をのせましょう、と。
有志は連絡されたし、と。
「流れた話がお堅くなって戻ってきたー!」と思って、しかし有志ならば私は傍観派よ、と。
しかし、先生からメールがもう一通個別に届いており。
「非常によく描けていたのでよければ…」とのことで。
それはもう正直とてもうれしくてびっくりでうれしくて。
提出したものに対する反応って一切受けてなかったので、出して半年以上経って初めての反応で。
よかった、ってそれだけでもう、私こそよかった…!って。
で、落ち着いて考えると、論叢って、学科の人皆に配られるわけで。
ていうか漫画とかのるものなの?と。
しかも授業を取った生徒間にとどまるはずの冊子と違って、予期せぬ人にも渡るわけで。
そして私の黒歴史が残るわけで…。
そんなもろもろを考えると胃がきりきりして、返信メールを一旦保存して数日棚上げ。
こんな一瞬浮かれて即答ってどうなの黒歴史残すの?!と不安になり…。
結論からいうとお受けすることにしたのですが。単純…。
(だってやっぱり「よかった」の一言で救われるんだよーっ)
私は勿論、編集委員の先生とかも、文字とは異なる形態の扱いに戸惑っています。
なんとかする、とおっしゃってくださっているようですが。
そりゃあね、論文ばっかりだったのにいきなり漫画の投稿ですもんね。わっかんないよね。
どうなるのか私にも分かりません。
話自体流れたりするんじゃないかな、とも思ってます。
でも「ぜひ、」と声をかけてくださったのが、創作担当の個人的に大好きな先生で、
そんな人に「よかった」とか言われたらもうそれだけでいいかなと思えて。
羞恥心は無くならないけれど、私もできるだけのことをしようと思いました。
最初に先生に漫画形式の不可を訊いてくれた友人と、
現地で一緒にはしゃいでときめいてくれた友人と、
漫画形式での提出に挑戦してくれた唯一の友人と、
許可を下さり目を通して受け取って下さった先生に、
心から感謝してます。
とても小さな出来事だけど、絵や漫画をどうにかしたいともんもんとしている私にとっては、大切にしたい出来事となりました。
何か一つに集中して真摯に向き合う時間と、そうして作ったものにかけられる言葉ほど尊いものはありません。
拙い部分も多いけれど、大切にしたいものになったなあ。
私は本当、人や環境にいつも恵まれて生かされてます。
ラッキーだ。
幸いをちゃんと掬い取れる目を、ずっと持っていたい。
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