願い事のマナー
「君は死んだ甲斐があったよ」
僕だけはそう思っていよう。
誰もが君の不幸や悲劇を憂い嘆いて、
この結末を憎むだろう。呪うだろう。
真っ黒に列をなす群れの、啜り泣く声。
その中で僕だけは君の働きを祝福しよう。
鮮やかな花束だって送りたい。
上々の成果には、色鮮やかな方が似合う筈だから。
君が望み、選んだ先で手にしたもの。
きっと皆が、君の方法に涙しながら、綺麗で静かな棺に仕舞って君のすべてを見送る。
僕はそこには並ばない。
自己犠牲という美しくさや正しさなど、どうでもいいことだ。
おそらく君にとっても。
君はただ自分の欲しいものを得るために必死だった。つまり文字通り。
誰のためでもなく、善意や美しさや正しさといった、訳もなく立派なあれこれが入り込む余地もない程、雑じり気のない願い。欲望。
見ていたよ。知ってたよ。気付いたよ。
君は成し遂げた。
不幸さえ幸福の一部だった。
悲しみを得るという喜び 。
君は死んだ甲斐があった。
生きていた君の最後の選択。
君の望んだ通り、狙い通りさ。
君の死や不在に僕は構わない。
君の生と存在を、祝福し讃えよう。やったじゃないか。
願い事はいつも、自らの為にある。
僕だけはそう思っていよう。
誰もが君の不幸や悲劇を憂い嘆いて、
この結末を憎むだろう。呪うだろう。
真っ黒に列をなす群れの、啜り泣く声。
その中で僕だけは君の働きを祝福しよう。
鮮やかな花束だって送りたい。
上々の成果には、色鮮やかな方が似合う筈だから。
君が望み、選んだ先で手にしたもの。
きっと皆が、君の方法に涙しながら、綺麗で静かな棺に仕舞って君のすべてを見送る。
僕はそこには並ばない。
自己犠牲という美しくさや正しさなど、どうでもいいことだ。
おそらく君にとっても。
君はただ自分の欲しいものを得るために必死だった。つまり文字通り。
誰のためでもなく、善意や美しさや正しさといった、訳もなく立派なあれこれが入り込む余地もない程、雑じり気のない願い。欲望。
見ていたよ。知ってたよ。気付いたよ。
君は成し遂げた。
不幸さえ幸福の一部だった。
悲しみを得るという喜び 。
君は死んだ甲斐があった。
生きていた君の最後の選択。
君の望んだ通り、狙い通りさ。
君の死や不在に僕は構わない。
君の生と存在を、祝福し讃えよう。やったじゃないか。
願い事はいつも、自らの為にある。
コメントを書く...
Comments