桃
乾いたシンクと逃げた潤い
この手で剥く皮ほど生々しい
甘い蜜 苦い時
鈍色の光が切るものは 何
ただ弱々しい手やその声を
受け入れるなど出来やしない
日毎失われる瑞々しさを
見ないふりでしか留められない
林檎ならば禁忌だけれど
桃なんてほら夢うつつ
白いシーツ 枕の跡
身勝手な懺悔が宙ぶらりん
あたしだけ あたしだけが
あの生温い部屋に居た
あたしだけ あたしだけが
受話器越し 此方 翳りの中
唯一 優しさを執り行えたのに ね
もう逃してしまった
この手で剥く皮ほど生々しい
甘い蜜 苦い時
鈍色の光が切るものは 何
ただ弱々しい手やその声を
受け入れるなど出来やしない
日毎失われる瑞々しさを
見ないふりでしか留められない
林檎ならば禁忌だけれど
桃なんてほら夢うつつ
白いシーツ 枕の跡
身勝手な懺悔が宙ぶらりん
あたしだけ あたしだけが
あの生温い部屋に居た
あたしだけ あたしだけが
受話器越し 此方 翳りの中
唯一 優しさを執り行えたのに ね
もう逃してしまった
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