七夕短文
【星空の下で】
「何をお願いしたんでござるか」
「織姫と彦星が少しでも長く会えますようにって」
星が瞬く夜空を瞳に写し、彼女は可愛らしい願い事を口にする。
「薫殿には欲があまりないでござるな」
「あら、だって今十分幸せだもの。他に望むものはないわ」
彼女の瞳の濃紺の海で、きらきら、星屑が泳いだ。
魅せられて、吸い寄せられるように顔を近づける。
暗闇で、さらさら、風が笹の葉を揺らす音がする。
(幸せなんだよ、剣心。他になにもいらないくらい)
(それに願い事を叶えてくれるのは織姫でも彦星でもない。神様でもない)
数えきれない星たちが夜空を泳いでいく。
でもどの星だって私の願いは叶えてくれない。
貴方がいなくちゃ。
『どうか二人がいつまでも…』
END
「何をお願いしたんでござるか」
「織姫と彦星が少しでも長く会えますようにって」
星が瞬く夜空を瞳に写し、彼女は可愛らしい願い事を口にする。
「薫殿には欲があまりないでござるな」
「あら、だって今十分幸せだもの。他に望むものはないわ」
彼女の瞳の濃紺の海で、きらきら、星屑が泳いだ。
魅せられて、吸い寄せられるように顔を近づける。
暗闇で、さらさら、風が笹の葉を揺らす音がする。
(幸せなんだよ、剣心。他になにもいらないくらい)
(それに願い事を叶えてくれるのは織姫でも彦星でもない。神様でもない)
数えきれない星たちが夜空を泳いでいく。
でもどの星だって私の願いは叶えてくれない。
貴方がいなくちゃ。
『どうか二人がいつまでも…』
END
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